ショーメで買った結婚指輪トルサード(torsade、フランス語で捩れ)
ヴァンドーム広場にある柱(ナポレオンが戦争に勝って、持ち帰った武具の鉄で作ったねじれ模様の柱)をイメージ
ショーメといえば自然主義
「world is not rectangle」と建築家のザハ・ハディドが言ったように、ショーメも流線型・曲線のデザインに優れている
ザハ・ハディドの建築も、直接よりも曲線美が目立つ
曲線主義的な自然主義という意味では共通点があるのかもしれない
ヘンリー・ムーアの作品がいっぱいあった
特にムーアの再現された作業台が印象的だった
動物の骨が沢山おいてあった
あの不思議な造形は骨を参照しているのかと思った
余白の芸術
作品を置くことで、作品以外の空間、余白部分を際立たせ、アートにしてしまう
ゲルハルト・リヒターと言えば、あの掠れたカラーペインティングや、ポールスミスのようなカラフルな横線
なぜあんな作品を描いているのか?
・ドイツ人である以上ホロコーストは避けては通れない題材
・しかしホロコーストは残虐すぎて、絵にするのは不適切
そこでリヒターは自分なりの“モザイク”として、あの掠れたカラーペインティングのような手法を編み出した
いわば彼なりに題材や社会に真摯に向き合い、決して逃げなかった
その強さがあの絵を産んだのだろう
どれも一級品
各作家の一級品が集っていた印象
絵の具を垂らしていただけのジャクソンポロックが、ここに所蔵されていた「one number 31 1950」や「white light 1954」は良い作品だった
絵の具を垂らすだけでも、作品には良し悪しがあるというのは発見だった
新聞記事の上にアメリカ国旗を描いたジャスパー・ジョーンズ
ミロの企画展をやっていた
どこかで読んだ「バウハウスの授業でミロはめちゃくちゃ分かりにくくて意味不明なことばかり喋る一方、カンディンスキーは教えるのがうまかった」という話が好き