三島喜美代展@練馬区美術館
新聞紙や空き缶、漫画雑誌などを陶芸で作品にした人
初期の頃はシルクスクリーンでウォーホール風の絵も制作しており、メソドロジカルな印象
溶融フラグと土で作品を作ってたあたりも、美術の方法を重視する姿勢が読み取れた
本来であれば捨てられてしまうものを、陶芸として作品化し、“残す”のは面白い
今の情報化社会、大量消費社会を批判しているようにも思えた
新聞はその代表格。非常に賞味期限の短い情報を載せる媒体であり、大量のゴミにもなる
この超情報化・大量消費化社会が本当に正しいものなのか
そういう批判をしているようにも思える一方で
ゴミを陶芸化するというその美術的プロセスを単純に楽しんでいるだけにも思えた
いわばポップアートの一種として